オフショア開発, システム開発,

169 views

要件定義とは?|主な要件定義の内容

システムやソフトウェアの開発、アプリの制作、ウェブサイトの構築など、ITを活用したプロジェクトや開発の現場に欠かせない工程が「要件定義」です。今回は 要件定義とは?|主な要件定義の内容 をご紹介します。

要件定義とは?

要件定義とは?|主な要件定義の内容

要件定義は、システム制作やソフトウェア開発、Webサイト構築などを実行する前に、プロジェクトの依頼主である顧客が求めている要件をまとめて確認し、要件定義書を作成する作業です。一般的な要件定義は、「要件定義」「設計」「製造」「検査」の大きく4つの工程で構成されています。

例えば、システム開発を行う場合、まずは要件定義の工程で顧客の求める機能や設定を確認してまとめます。次にその要件を基に、システム全体の設計・システム内部データの関係や流れを設計し、その後にプログラミングやデザインで製造します。製造されたシステムは検査・テストが行われ、最初にまとめた要件が満たされているかどうかチェックするという流れです。

主な要件定義の内容

要件定義では、具体的にどのようなことを行えば良いのでしょうか。アパレルブランドのWeb制作プロジェクトを例に述べながらご説明します。

● 最終的な目的の設定

まず、最終的な目標を設定します。目標は、「定性目標」と「定量目標」の2つが含まれます。アパレルブランドのWeb制作プロジェクトの場合、例えば、定性目標は「実際に店舗に訪れたような高級感を演出するデザイン」、定量目標では「月間100万人が訪れるWebサイト」と設定できます。どちらも設定することが望ましいですが、より重要な目標は実際の数値を設定する定量目標です。

● 事前調査

設定した目標を基に、事前調査を行います。例えば、「月間5億人が訪れるサイト」という目標にすると、日本の人口よりも多い人数となり、目標の達成がほぼ不可能です。このようにそもそも設定した目標が現状とあまりに乖離していると、達成できない目標になってしまいます。市場調査や競合サイトの調査、自社分析などを行い、目標に無理がないかどうかを事前に調査しましょう。

● サイト要件・内容の検討

事前調査によって得られた情報を基に、要件や内容を決定していきます。ページ形成やデザイン、プロジェクトに必要な内容、含みたい機能、サーバーやインフラなどを検討します。

アパレルブランドのWebサイト設立の場合、Webサイトの形態を考慮すると、カート機能や会員機能を要件に含めるのかどうかの検討が必要となるでしょう。また、その機能を実装するプログラム言語やアップロード予定のサーバーのスペックも確認する必要があります。もし、ターゲットユーザーが10代や20代であれば、ニーズに合わせて、PCサイトは作らずにモバイルサイトのみを制作するという選択肢もあるでしょう。

● 制作スケジュールとロードマップ

Webサイトを制作しただけでは、要件定義は達成していません。最初に立てた目標が「月間100万人が訪れるWebサイト」であれば、その達成のために必要なマーケティングやコンテンツの発信の継続運用、月間100万人が訪れても耐えられる計画的なサーバーの増強など、運用開始後の体制に関する計画も重要です。

そのためには、まずWebサイト全体の進捗管理を行うディレクター、デザインを担当するデザイナー、デザインを基にコーディングを行うコーダー、内部のプログラムを担当するプログラマーなど、作業分担を行いましょう。そして、要件や機能をベースに一つ一つの工程にスケジュールを引いて運用後の体制を整えることが大切です。

終わりの言葉

システム開発などのプロジェクトが成功するかどうかは、要件定義によって左右されるといっても過言ではありません。要件定義を作成する際、主な要件定義の内容を把握できるのは最初のステップです。次の記事に、要件定義の進め方とコツや混同されやすい要求定義との違いについて読みましょう。

前の記事
次の記事

#関連キーワード