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要件定義とは?|要求定義との違い、進め方とコツ

前回の記事に要件定義の基本的な情報について述べました。今度は混同されやすい要求定義との違いや、実際に要件定義を進めていく上でのコツに関するインフォーメーションを紹介します。この記事に、 要件定義とは?|要求定義との違い、進め方とコツ について読みましょう。

要件定義と要求定義の違い 

● 要求定義とは?

要求定義とは、「プロジェクトで○○がしたい」「この機能がほしい」というクライアントの希望を確認する作業です。クライアント側の担当者が複数人いる場合は、特に必要となります。

● 要件定義と要求定義の違い

要求定義は「○○がしたい」というクライアントの希望で、その要求をまとめて「○○の機能が必要」など具体的なシステムの仕様書を作成するのが要件定義です。

例えば、クライアント担当者が2人いた場合、両者の希望を確認したところ、二つの異なっている要求が出てしまうケースがあります。この場合、要求に乖離があり、どちらも満足のいくものになるとは限りません。そのため、要求を確認してまとめ、最終的に要件定義にする内容を決める作業が要求定義です。

要件定義の進め方とコツ

要件定義とは?|要求定義との違い、進め方とコツ

要件定義は、繰り返し修正を行いながら作成していきます。どのように進めていけば良いのでしょうか。

● クライアントの要求をヒアリング

ヒアリングは、クライアントから、ただ求めている機能を聞くだけではありません。「現状、どのような不満があるのか」「どんな作業で時間がかかっているのか」など、質問を通してクライアントの潜在的な要求を掘り起こしましょう。メールでヒアリングシートを送付して返信してもらうだけの簡易的なヒアリングでは、要求を完全に網羅することはできません。打ち合わせをして、議事録とヒアリングシートを作成し、クライアントと共有しながら認識を合わせていく必要があります。

● 要件定義書の作成

クライアントと共有したヒアリングシートを基に、要件定義書を作成します。ヒアリング情報を体系的に分析・整理していき、定義に矛盾がないようにします。要件定義書を作成する際、クライアントの要求すべてを盛り込んでもクライアントが満足してくれる良いシステムが作れるとは限りません。クライアントが実際には何を求めていて、本当に必要な機能は何なのかを分析し、要件定義書にまとめていきます。

要件定義書は簡単に作成できるものではありません。プロジェクトの根幹となる資料であり、この定義を間違えればプロジェクト全体の方向性が変わることになります。「ヒアリング」「要件定義」「共有」「修正」を繰り返して、要件定義書を完成させていきましょう。

要件定義はプロジェクト成功の鍵

プロジェクトを進めていくと、設計時やプログラム実装時、そしてリリース前など、さまざまなタイミングで問題が発生します。その際に、どのように要件を定義していたのかを振り返って確認するための資料が要件定義書です。

しっかりと練り込まれた要件定義があれば、問題が起きて振り返る際やプロジェクトに新たなメンバーがアサインされたときにも、すぐに全体を理解できる重要なツールになります。

終わりの言葉

プロジェクトに対する要件定義は身体に対する背骨と同じ意味です。プロジェクトを始める際には、プロジェクト全体を良い方向に導くために、しっかりと要件定義を作成するように心掛けましょう。

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