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AIを使った無人レジ

AIを使った無人レジ を聞いたことがありますか。現在、日本は高齢化社会に向かっており、慢性的な人手不足に陥っている業界がたくさんあります。特に、飲食業界や小売業界は顕著です。その問題を解決するために、多くのコンビ二などは営業時間短縮の実験を行っていますが、利用者に対して、利便性が低くおそれがあります。そんな中、多くの店舗でAIを使った無人レジの実証実験が行われる動きは始めています。

無人レジの仕組みについて

無人レジの仕組み

仕組みは非常に単純です。まず、入店時にプリのQRコードもしくは入店カードのQRコードをドア付近にあるカメラにかざすか。この際、入店者の顔もカメラで撮影され、画像解析AIを利用した顔認証技術で、会員情報と「顔」が紐付けられます。そして、この会員情報にはクレジットカード情報が登録されているというのが、重要なポイントです。

入店時の手続きが終わると、実際に買い物を行います。店内に配置されたカメラが、「顔」と「商品」とを紐付け、その会員の購入予定リストに商品の種類と数が追加されか、購入予定リストからも削除されるかを把握します。これはログインした後に買い物カゴに商品を追加したり、削除したりするオンラインでのネットショッピングと同じ意味合いを持ちます。

最後に店から出た瞬間、購入予定リストに入れた商品は「購入した」とみなされ、会員情報に登録されているクレジットカードで自動決済が行われます。レジ待ちが不要になります。

この仕組みがうまく動くようになれば、少ない人手で店舗が24時間営業きるようになるでしょう。

無人レジの導入事例

Amazon GO store


2016年に発表され、世界的にも話題になったアメリカAmazonの運営する無人店舗「Amazon GO」。
アメリカでは前出のAmazon GOがあるが、Start Cognition社は2017年より実証店舗での、精度向上実験を続けている段階だ。それでも、デモ動画を見る限り、誰が何を手に取ったのかはしっかりと把握できているし、カメラとAIをだますために途中で友人に商品を手渡すなどしてみたりもしているが、それでもしっかりと誰がその商品を持っているのかを把握できていることがわかる。そして、日本人開発者を募集していることから、日本国内のどこかの店舗に導入される可能も出て来ている。

日本国内では、2019年8月23日から半年間、横浜市にあるローソン氷取沢町店が深夜帯(午前0時〜午前5時)に無人店舗化し、スマート店舗の営業実験を行なっています。こちらは商品に電子タグを付けることで、出口のゲートを通ると自動決済が行われる仕組みです。決済はLINE Payなどを想定しているらしいです。

2018年4月2日には、モノタロウ初となる実店舗「モノタロウAIストア」を佐賀大学キャンパス内に、オプティム社と共同でオープンしました。この無人店舗では、毎日の店舗開店・閉店作業と商品の補充作業は人間が行い、残りの店舗運営作業はAIとテクノロジーで補っています。

入退店、商品認識、決済は専用スマホアプリで対応。アプリの登録には氏名・住所などの個人情報が入力必須となっているため、一定の犯罪抑制効果もあります。また、入退店ゲートの制御やカメラの画像解析はAIが行い、集客分析を可能にしたり、防犯を強化します。

一方、JR東日本が大宮駅で行った無人店舗の実証実験では、サインポスト社のAI搭載無人レジ「スーパーワンダーレジ」が利用された。このシステムでは顔認証とSuicaなどのICカードを連動させる。来店客は出口でSuicaをかざして決済を行う事になる。この仕組みの優れている点は、会員登録が必要ないところである。SuicaなどのICカードさえあれば、誰でも利用することができるため、利用者の間口を広げることができる。

ただし、ここまでのものは全て実証実験中だということに注意する必要があります。まだ日本国内で本格的な無人レジは導入されていないのが現実です。

無人レジが今後世の中に浸透していくのか?

無人レジが今後世の中に浸透していくのか?


では、これらの無人レジ、そして無人コンビニはどれくらい今後世の中に浸透していくのでしょうか。

まず何と言っても、精度の向上が重要となります。顔認証技術の精度が悪いままだと、入店時の登録で会員情報との紐付けを行ったとしても、誰が商品を取ったのかが把握できません。また、異なる商品を手に取ったことになっていたり、個数が間違えていたりすると、決済時の代金が正しくなくなってしまう。それは大問題となります。

ただし、初期導入費用は十分な数のカメラとシステムだけであるので、Amazon GOのようなセンサーだらけの店舗と比較すると、初期導入コストやランニングコストは抑えることができると考えて良い。

だが、どの開発会社も感じているのは、利用者の購買行動を変えられるかどうかのようです。これまで我々はレジでは必ず財布を出し、現金なりクレジットカードなりで支払うという決済体に染みついています。しかし無人レジの場合は無人コンビニの利用者は、店内で商品を自分の持ってきたカバンに入れて、店を出るだけです。まるで商品を勝手に持ち出しているかのような感覚に襲われることになります。

これに慣れることができなければ、無人レジは普及せず、この形態の店舗が増えていくときには大変大きな壁となります。

まとめ

慢性的な人手不足が叫ばれる中、無人レジの存在は人間の負担を削減できると期待されています。ただ無人店舗は独自に着実に進んでおらず、実証実験に留まっています。今後、無人レジは実際に完全に導入されるために、精度の向上とショッピング方法の変化が重要になるではないかと思います。

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